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蓮花一己先生と向井希宏先生が3月に放送大学教材である『交通心理学』を出版しています。
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蓮花一己・向井希宏『交通心理学』放送大学教材 ¥ 2,730は放送大学教育振興会から今年の3月に刊行された本です。

 著者の蓮花先生から以下のような紹介をいただきました。
 「本書は、放送大学の「交通心理学」の講義テキストとして執筆されており、15章から構成されています。45分の講義 時間に収めるために、著者らの研究を中心に内容も厳選されており、交通心理学の入門書として適しています。

 事故リスクの高低には交通参加者の行動と意識が影響しており,交通安全には人的要因(ヒューマンファ クター)の解明が求められます。
 本書では,交通心理学の歴史と研究成果を踏まえつつ,事故に関わる行動としてハザード知覚やリスクテイキング行動の概説を行っています。
 また、観察法やフィールド実験法、アイカメラ法など交通心理学の分野で発達してきた研究法について説明されています。子どもや初心運転者,高齢運転者など対象別の行動特性と彼らに対する教育研究が紹介されています。さらに、ITS技術など交通問題 解決のための工学的アプローチと交通心理学との連携についても取り上げられています。

 放送大学の講義と併せて活用して欲しいと思います。」

目次は以下の通りです。
 1. 交通心理学総論(1)
 2. 交通心理学総論(2)
 3. 事故発生のメカニズムと人的要因(1)
 4. 事故発生のメカニズムと人的要因(2)‐交通コンフリクトとインシデント研究
 5. 注意と確認行動
 6. バザード知覚
 7. リスクテイキング
 8. 個人差と事故傾性
 9. 交通参加者のリスク —歩行者と自転車運転者
10. 交通参加者のリスク —初心運転者の重要性
11. 交通参加者のリスク —高齢運転者
12. 社会的行動としての運転
13. 交通安全教育
14. 運転者教育
15. 交通システムと心理学